僕は、ラリー・カールトンが大好きだったので、また空手の先生との出会いもあって、ブルースとジャズが大事なことに早く気がつきました。なので実際にジャズのレッスンを受ける2年ぐらい前からジャズを学ぶ事、個人レッスンを受ける事の大切さは気がついていました。自分なりに色々できる限り練習をして、ちょうどいい時期が来たと思ったので18歳の時に京都で山口武さんのもとでジャズギターのレッスンを2年間学びました。山口さんのレッスンで素晴らしかったのは、最初グループレッスンでしたが、必ず課題がはっきりとしている部分でした。例えばレッスンを風邪をひいたりして行けなくてミスしても必ず2-3日後にちゃんと譜面&フィンガリング・弦の指定の手紙が届きました。これぐらいオーガナイズされていたことです。これはグループレッスンを成功させるためです。レッスンを受けながら、このオーガナイズの方法も知らない間に学んでいましたが。今思うとこれが、僕自身が、後に人にギターを教える事になり(これは、想像もつかなったです。)この細かくしっかり用意をしておく部分もすごく勉強になりました。それから、レッスンで学ぶ音源は、レッスンが終わった後に(自分の空のカセットテープを用意して持って行って)待っているとその聴きたい、必要なレコードをカセットに録音してくれました。山口さんは、その点でもとても優しかったです。

ジャズは個人レッスンを受けないと学べないと思います。なのでジャズを学ぶのであればしっかり個人レッスンで自分を教育しないとだめです。独学は限度がありすぎます。また理論とスケールを学ぶとアドリブがうまくなる=嘘です。そんな簡単ではないです。たとえばジャムセッションも、参加したらうまくなると勘違いされますが、時間の問題ではないです。本来のジャムセッションは、ちゃんとそのスタイルがしっかりできた同士、そして曲も知ってる同士が仕事の後に楽しんでする会話的な演奏。ですから曲を知らない場合は、ジャムに行って曲を学ぶこと、知る事、質問しまくることも大事です。スポンジのように学びます。まずは、ジャムに聴きに行って、そのハウスバンドのやっている曲を知る事、録音しましょう。帰って学びましょう。憧れる事は、みんなあると思います。ただ憧れて漠然と思ってるとすぐに時間がたってしまうので、失敗覚悟でまずは行動が良いです。あとスタイル以外に基本がしっかりしてるかどうか?が大事ですね、このあたりも例えばジョンメイヤーのことを言うと。バークリーは2セメスターした行ってないですが、その”バークリーに実際に行った事、そこで経験したこと”その行動が、結果に出しました。ジョンの中で、実際に経験したことの中から何が大事?知る経験になりました。あとその時に学べなくても経験したことは後でもゆっくり学ぶ事ができます。ただ経験して気がついてないといけないです。なのでこの行動が無かったらジョンは、たぶん夢見ながらただ何かやってたかも?